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「大日如来のご真言と意味」

 大日如来は二つの働きを持っておられます。

その一つは理徳(情)の面を示す胎蔵界大日如来でそのご真言は「オン・アビラウンキャン」で梵字の種字(しゅじ)は「ア」(阿)であります。

この真言の大意は「一切の諸尊に通ずる真言」ということで「五字明・五字呪」などとも称され、五字は五大(地・水・火・風・空)の象徴とされこれを唱えればあらゆる望みが叶うという最極深秘の真言であります。種字の「ア」(字)は万物の根源で不生不滅の原理を示しており、あたかも生物の母体が我が子を育成し生命をかけて守る母の慈愛、めぐみの姿にたとえられております。

 

二つめは智徳(智慧)の面を示す金剛界大日如来で真言は「オン・バザラ・ダドバン」で種字は「バン」(鑁)で示されております。真言の大意は「帰依し奉る金剛界の本尊よ」という意味であります。

種字のバンは仏の智慧を清浄な水にたとえて大智水と申し、その智水が私たち一切衆生及び一切萬象の上に潅いで仏心・仏種の芽を成長させる偉大なる働きをされる仏の姿を示しております。

大乗仏教では釈迦如来は我々人間に法を説くために仮に現世に現れた応身仏とされ、その法の本体はビルシャナブツ(大日如来)という法身仏であるとしております。又、大日如来は密教の中心仏であり、両界曼荼羅(りょうがいまんだら)の本尊で梵語では「マハーヴァイローチャナ」(摩訶毘盧遮那)と申しマハーは凡ての面で偉大という意味で、太陽を神格化した「光明遍照の仏」であります。
大本山護国寺貫首 岡本永司

【お知らせ】
日曜あさ9時は護国寺へどうぞ。本堂で観音経を唱え、その後、御前様のお話が聞けますよ。毎週日曜あさ9時、護国寺本堂へ直接おいでください。申し込み不要、参加費は無料­です。護国寺へは東京メトロ有楽町線護国寺駅下車、1番出口をご利用ください。
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